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上総守が行く!(二代目)

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2016年 03月 08日

『佐原までポタリング/<勘ナビ>で走る、の巻』 ns-1

3月4日、晴れ。
久しぶりに、佐原へ。

前日、3日の朝、NHKラジオ第一放送を聴いていたら、「勝浦の雛まつり」と「佐原の雛めぐり」を話題としていた。
「勝浦の雛まつり」は知っているが、「佐原の雛めぐり」というのは初耳だ。
「佐原の雛めぐり」に行ってみようと思うも、心積もりというものもあろうことから、朝、聞いて、即、出発という訳には行かず、翌4日に、となった次第だ。

自宅から利根川サイクリングロードに出て、佐原までというコースは何度も走っている。
先日、ドラポタ/越生ポタリングの”反省会”で、越生は初めて、やっぱり、見知らぬ土地を走るのが一番、今年は未知の土地をポタリングを我らの指針に、と話したことでもあり、成田まで輪行し、成田から適当なルートで、未知の道(「みち」を掛けたダジャレです)を走って、佐原へ行くことにした。

JR成田駅下車。
成田山新勝寺の参道、川村佐平治商店に寄り道。
好物の金山寺味噌が切れていたので、それをゲット。

成田からどのルートを走るにせよ、先ずは、土屋交差点からと思い、成田山新勝寺の周辺を反時計回りに走り、土屋交差点へ。

国道408号線を走り、利根川右岸に出るのがオーソドックスなルートだが、この道は交通量が多い割りに道幅が狭く、jitensha での走行には適していない。
ということで、根木名川沿いに行けば、利根川右岸に出るだろうということで、国道408号線から直ぐに東に反れ、根木名川の右岸沿いを北上する。
根木名川の土手は走れるような状態ではないので、土手から外れないように一般道よりも農道をメインに走る。

北に伸びていた土手はほぼ90度右方向へと続く。
土手下をしばらく走ると一般道に突き当たったので、左折して橋を渡る。
橋の袂の標識には、「根木名川」ではなく、「荒海川」と書かれている。
荒海川は根木名川の支流、根木名川は利根川の支流なのである。
当初、道があるかどうかは別にして、とにかく、根木名川沿いをメインに走って、利根川右岸に出ようという目論見であったから、本来なら橋を渡ったら、左方向へ行くべきだが、方針変更し、佐原方面は右方向なので、荒海川右岸を上流方向へと走る。

荒海川沿いはキープしている。
踏み切りを渡る。
この踏み切りは成田線の踏み切りだ。
荒海川右岸の道は橋を経て左岸へと変わる。
いずみ聖地公園なる大きな墓地のそばを通る。
今、自分がどこにいるかよく分からなくなっている。
ちょいと不安な気持ちを抱きながら暫く走ると大きな一般道に出た。
荒海川沿いの道は、最早、なく、川幅も随分と狭くなっている。
そりゃ、そうだろう、上流方面に向かっており、上流方面は山とは言い難いが、台地というか、小高い山の地形だから、川幅は狭くなり、道もなくなるのだろう。

左折して、荒海川を渡り、大きな一般道を北へと進む。
暫く走ると、「成毛」というバス停が見えた。
そして、その近くの、小さな工場の倉庫から出て来た青年の姿が目に入った。
「お仕事中、すみません。利根川へ出たいのですが、この道は何処へ?」。
「この道は県道63号線です。この道をずっと行くと幾つかの交差点を過ぎ、右手に圏央道の下総インターが見えて来ます。更に進むと、左角にスリーエフがある三叉路があります。それを右へ行くと下総神崎に出ます」。
「下総神崎に出るなら、好都合です。この先は上り坂になっていますが、きつい坂ですか」。
「きついですよ」。

青年に礼を述べ、再び、走り始める。
坂道の様子を聞いたときの答えが「きついですよ」はいい答えだと思った。
数年前、伊勢から鳥羽へ向かう際、近鉄五十鈴川駅前でタクシーの運ちゃんに道を尋ねたとき、坂道はないとのことだったが、何と、三つも峠を越える道であった。
坂道であっても、四輪で走れば大した道ではないという感じだから、運ちゃんは嘘を言った訳ではないだろうが、「平坦というは苦しき坂ありき」との教訓を得たのであった。
ということで、青年の「きついですよ」というのは有難い答えであったのだ。

坂道を上る。
斜度は丁度どいい(丁度いいというのは、これ以上の斜度だったら、アカンということです)。
距離も丁度いい(丁度いいというのは、これ以上、長かったら、アカンということです)。
千葉県の地形、ここら辺りの地形は、『山』というものではなく、『台地』だから、急坂というものはないのかもしれない。

峠の頂上に至る。
これまで見知らぬ道を不安げに走っていたので、一枚も写真は撮らず仕舞いであった。
ということで、最初の一枚を。
『佐原までポタリング/<勘ナビ>で走る、の巻』 ns-1_f0339895_792558.jpg
標識をアップで。
利根川沿いを走る幹線道路、「国道356号」の名が神々しく見える。
『佐原までポタリング/<勘ナビ>で走る、の巻』 ns-1_f0339895_795873.jpg
この写真を撮ったあと、直ぐに、頭上近くを、飛行機が爆音を響かせて、左から右へと飛んで行った。
写真を撮ってやろうと思い、次に飛んで来るのを待った。
約3分後に次の飛行機がやって来た(「3分後」というのは、カメラのデータによる)。
シャッターを切る。
『佐原までポタリング/<勘ナビ>で走る、の巻』 ns-1_f0339895_714830.jpg
Peach Aviationだ。
もう1機を待つ。
約2分半後にやって来た(これもカメラのデータによる)。
『佐原までポタリング/<勘ナビ>で走る、の巻』 ns-1_f0339895_7252676.jpg
どこの航空会社かは分からない。
拡大してみた。
『佐原までポタリング/<勘ナビ>で走る、の巻』 ns-1_f0339895_7294464.jpg
機体の文字は"ナンチャラ AIR"としか読み取れない。
垂直尾翼のマークはオレンジ色の人の顔で、ウィンクしているような図柄である。
「ヒコちゃん」の趣味は持ち居らず、この特徴をもってしてもどこの航空会社かは分からない。
「ヒコちゃん」の甥っ子か、あるいは、かわせみ池で時々出会う「ヒコちゃん」出身の鳥見カメラマンに、次回、出会ったら、尋ねてみたい。

成田から<勘ナビ>で走り、県道63号線に至った。
これからは<勘ナビ>は不要。
心おだやかに利根川右岸を目指し、県道63号線を走るのみだ。

フォト:2016年3月4日

=追記=
書き込み欄の通り、盟友、南国守さんからオレンジ色のウィンク・マークの航空会社情報が届いた。
感謝!

(つづく)

by kazusanokami-2nd | 2016-03-08 23:58 | 佐原ポタリング


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